ここ数年前、市販のカラーで、泡状になったものや、通販などでよく見かけるトリートメントしながらお手軽に染まるなどといった自分で簡単に染められる商品が多数発売され、美容室でカラーを染める人が減少していた時期がありました。
しかしここ数年、再び美容室でのサロンカラーをされる人が増えています。
一体なぜかわかりますか?
理由その①…アッシュなどの寒色系カラーやグラデーションカラー、ハイライトなどのデザインカラーの流行
ここ数年赤味を抑えて染めるカラーや、毛先を明るくするグラデーションカラーが流行しています。
アッシュやグレー系などのカラーは元の髪の色のベースにかなり左右され、暗い髪から染めても普通の茶色っぽくなり、明るすぎる髪に入れると、緑に染まったりすることが多く、市販だと色の配合の微調整ができないので希望通りに染めることはほとんどできないんです。
毛先の色を変えるなども特殊な技術なので自分でするのは至難の業で、美容室でしてもらうしかないといった感じですね。
理由その②…市販カラーは結局傷むし、トリートメントカラーは染まらなかった
よくお客様から聞くのは、「泡カラーは染まりやすいけど、なんか傷みが強い気が…。」という方が多いです。
泡だとなぜかかわいい感じしますし、あとやたらかわいくおいしそうな名前ついてて(ラズベリーチョコなんちゃらとか、シフォンベージュなんちゃらとか)、きっと泡で髪に負担少なそうってイメージを持ちますよね〜?
否!!!
浸透しやすくしているということはそれだけ内部に浸透して中の色素壊すためにアルカリが健康な毛も傷んだ毛も関係ねえよ!と言わんばかりにキューティクルおもいっきりはがしてるってことです、やってることは全然かわいくない(笑)。
「お風呂で毎日トリートメントするだけで白髪が染まる♪手も汚れません☆」っていうような通販や広告をよく見かけますが、実際に使っているお客様でしっかり白髪染まっている人誰もいないし、ほとんどの方が購入して後悔しています。
なぜなら、自分でやって染まらなくてお店に来て染めようとしたら、トリートメントカラーが髪をコーティングしてしまうのでお店のカラーがかなり染まりにくくなってしまいます。
市販のトリートメントタイプでない白髪染めをした人もよくあるのが、思ったより暗くなった、だからお店で明るくしてほしい。
ほぼできません。
ブリーチが必須になりますが、それでもかなりの確率でムラが残り、そしてひどく傷みます。リスク多すぎですね。
結局自分で染めたせいで美容室でも手が負えない状態になる方が多かったのです。
しかしここ数年でそれを気付いた方も多く、いつも自分で染めてた方もお店でのカラーに変えた人が増えたようです。
当店もお店で染める方がほとんどですし、自分でどうしても染めないといけないときは、ムラにならず、今後の施術に支障のないやり方を伝授させていただいております。
僕のお客様、知りたい方はいつでもご相談ください、勝手には染めないでくださいね(涙)