みなさん、美容室で必ず一度は見たことがあると思いますが、あの頭の上をクルクル回ったりしている機械。
あれって、温めることにより、薬剤の浸透や、効果を高めたり、カラーの染まりをよくするために使います。
でも当店は使いません。
前の職場でも機械はありましたが、僕はほとんど使いませんでした、最低限、熱をあてないと反応しない薬剤など、ピンポイントにしか使用していませんでした。
そんないい機械を使わないのはなぜか?
実は、デメリットがかなりあります。
- 熱が均等にあたらない…全体的に熱があたるようですが、実際は一部にばかり熱があたります。このことにより、パーマはかかりにムラができる、カラーは熱が当たっているところばかり染まり、特に熱の当たりやすい表面の髪が明るくなってしまうことがよくあります。
- お客様が身動きとれない…この機械はお客様の頭の周りをぐるぐる回ったり上下しながら熱を加えていくので、お客様が動くとエラーをおこしたり、熱のあたりにムラができやすくなります。お客様は動けません。よくあるのはお客様が寝てしまい、変なところに熱があたり、左右全然違う仕上がりになることもあります。
- 熱い!!!…温度高めで当てたほうが薬剤の反応を促進できますが、とにかく熱い!!!お客様から「すいません、頭が熱いです!」とよく言われます。
このようなデメリットを考えると、無理にあてる意味があるのか?ではなぜあるのか?
理由は、昔からあるから。
あてるのが当たり前になってるんです、疑問すら持たず使用している美容師が大半かと。
実際、薬剤のケースには、(常温で施術してくださいor加温はしないでください)と書いてます。
なのでほんとはしちゃダメなんですよね。やっていいのはヘアマニキュアか、加温式のトリートメントのみです。
当店は同じ薬剤の促進作用があっても熱くもなく、短時間で、しかも気持ちいいナノスチーマーを導入しています。
昨日のブログを参考にしてみてください。
あくまでも個人の知識と見解ですので、機械のメーカーさんに怒られませんように…(笑)