絶対に譲れない想いがそこにはある。

今日の出来事です。

初めてご来店のお客様でした。前髪カットか、全体的に切るかのご相談です。

実はその方は、数日前にカットされたばかりでした。なんか変な感じで気にいらない。でも短いし、どうしたらいいかと。

髪を見てまず思ったのは、

という状態。

できることは前髪の修正と、うしろの切り残した毛をそろえる。あとはほんの少し毛先をカットすれば気持ちまとまるかなあ、という状態。

それを説明してできること、なおせない表面の毛もあるとお伝えしました。

お客様は、じゃあ全体カットの料金を払うから切ってとおっしゃったのですが、僕は前髪のカット料金だけでいいとお伝えしました。

何度も払うと言ってくださいましたが、いただきませんでした。

だって、ほとんど切ることができないから。直すのもほんの少ししか変化は出ないでしょう。

経営者としては、単価を上げなければいけませんので、きっと失格の行為でしょう。前の職場でもそんなことして怒られたことありました。

でも僕は自分がした仕事以上の料金を取りたくはないのです。この気持ちは譲れません。

それはきっといつかお客様満足度の低い仕事につながると思うし、わずか数分間で毛先の数十本をそろえて、４５００円。

それでたいして変わらないのなら、もらうに値する仕事をしていないと思います。

僕は＜お金をもらうのが目標ではない＞んです。

お客様をキレイにし、満足してもらう

というのが＜目標＞で、お金を頂くのは、いい仕事をして喜んでもらえた＜結果＞なんです。

だから今回は、わずかな調節のみですが、今後より大きな満足をして頂くため、また次回にもっとまとまるようにカットさせて頂くことにしました。

１０分かからないカットですが、そのわずかな変化でも違いがでたと言っていただけました。よかったです♪

そしてさっそく来週に別メニューで予約して帰ってくださいました。次回以降にもっとよい髪を手に入れてもらい、そこで信頼をいただけたら嬉しいですね。

と、まじめに仕事への想いを語ってみました。

木下　晃一

八尾市近鉄大阪線高安駅前の半個室型美容室Steadia（ステディア）代表。

有名サロン、個人サロン、全国展開サロンに渡って技術、接客、経営を学ぶ。それぞれの特徴、メリット、デメリットを分析し、そこからお客様への満足度を一番意識した、地域に特化した半個室美容室をオープン。

まとまりやすく、手入れが楽なクセを生かしたショートスタイルと、白髪染めでも明るくツヤがあるカラーを得意とし、マイナス５歳ヘアーを提案。

丁寧で繊細な接客が人気。八尾市以外にも柏原市、東大阪市、大阪市、豊中市、奈良県など遠方からのお客様も多い。

「いいね！」や「フォロー」や友だち追加すると、お店の最新情報があなたのタイムラインに届きます！