
大阪府八尾市高安駅前の半個室型美容室を経営していますショートと赤みを抑えた透明感アッシュが得意なステディアの木下です。
最近、求人活動をしていまして、いろいろ考えたりしています。
何人か面接や仕事内容などについて相談させてもらっているんです。
で、そのときに休憩時間の話をするんですよね。
で、そのときに面接した方々がみんな同じことを言っていることがあるんです。
「休憩時間はいつも10分とか15分でごはん流し込むか、休めないことも多いのでなくても大丈夫です。」
休めなくても頑張れるアピールなのかもしれないですが、そういう環境ってよくないなぁって思うようになりました。
僕も今のまで働いてきた環境で、休憩時間がちゃんともらえるところはほとんどなかったし、お昼ごはんも食べないまま営業終了することもよくありました。
美容師は休憩がなくて当たり前。
これって、僕ら美容師がそういうものだと思い込んでいませんか?
一般の仕事ではありえないことだし、休憩を取ることは法律上で決まっています。
そういう仕事だから、それがお客様のためだから。
本当にそうなんでしょうか?
休憩を取らせられないのは、経営者や責任者の都合や認識不足ではないのかなと思います。
そして、スタッフ本人が休憩をいらないという場合、売り上げを少しでも上げて稼ぎたいという場合も問題だと思います。
お客様を待たせず、断りたくないからというのもあるでしょう。
でもね
お客様は、美容師は自分の髪の毛をキレイにするために休憩時間なんて取らずに頑張ってほしいって、本当に思っているんでしょうか?
そんなお客様を僕は見たこともないですし、本当にいるのならお店としてお客様のご要望にお応えすることができかねます。
スタッフが休まずに仕事をしてほしいのは利益を出したい経営者や稼ぎたいスタッフの都合だと思います。
人気の整骨院経営者の先生とお話をしたことがあって、そのときに休憩時間のことについて話したのですが、その整骨院はどれだけお客様がいっぱいになっても無理してスタッフを休憩にいれるそうです。
その先生がおっしゃるには
「休憩もせずごはんも食べずに1日働いて、後半の患者さんにまで最高のパフォーマンスを発揮することは栄養の不足などで機能が低下するようになっているので絶対できない、必ず質が落ちる。休憩して患者さんを1人減らすことになっても全員に最高の施術を施すのが僕らスタッフにも、患者さんにも一番喜ぶことだ」
と教えていただきました。
スポーツの世界でもパフォーマンスを落とさないためにマラソン中にも水分補給やテニスでも途中で間食したり休憩します。
最近ではカーリングのもぐもぐタイムなどもそうですよね。
なんのために、だれのためにを本当に考えたら休憩は必要なもの、とらなければいけないものなんです。
スタッフの体のケアをするのも責任者の仕事です。
なので当店は余程のことがない限りは休憩を取らせますし、僕もとります。
お客様のために、今後のスタッフの働く環境を整えるために。
「うちのお店はちゃんとみんな休憩時間を取れる美容室なんだよ」
って言ってもらえるお店にしていきます。
そしてお客様に最高のパフォーマンスを発揮し、満足していただけるとようにしていくのでご理解のほどよろしくお願い致します。