よくショート〜ミディアムのパーマで多いのですが
- パーマがあたらない
- あたりすぎた
- 似合わなかった
- 老けた(おばちゃんパーマみたいなった)
などの失敗経験から、あてるのがこわいという人や、やりたくないという声をよく聞きます。
パーマがあたらないというのは、髪質的にどうしてもあたらない、もしくはとれやすいという髪質の人は必ずいます、これはデジタルパーマに変えるか、きつめにパーマをあてるなどである程度カバーできますが、よくあるのは、きつめにあてることによって
その結果
失敗した
と繋がっています。
なので僕はショートの人は、ポイントパーマ、もしくはウィービングパーマという方法をおすすめしています。
ショートで強めにあてるとどうしてもクリクリになって、全部しっかり巻くと、昔のおばちゃん風になります。
あえてそれが好きな方にはしますが、当店にはショートで細かいパーマの人はほとんどいません、みなさん大きめのロッド(パーマを巻く筒)でふんわりをご希望で来られます、昔っぽい強いパーマがいやな方が多いからですね。
顔周りは巻くと老けて見えやすいのであまり巻きません。
あてるとしたらウェーブのほとんど出ないピンパーマでニュアンス程度です。
そして、ナチュラルな無造作スタイルなら、ところどころ巻かない毛を残して、直毛が少しクセっぽくなっただけのような、セットしやすさ重視のパーマにすることが多いです。
そうすることで巻いていない部分にもなじみやすくなります。
パーマを大きめにあてるとすぐとれると言われます。
たしかに取れやすい場合もよくありますが、ショートで強くあてると、最初にお伝えした失敗につながりやすいんです。
そしてやり直しが難しいです、当たりすぎた場合、弱めるのにはさらに髪に大きなダメージとなりやすいです。
まったくあたってなかった場合はやり直しができますからね、あたってないのだから傷みもでてませんし。
そしてしっかりあたっている場合、次にあてるときに残ってるので重ねてあてることによって毛先が傷み、どんどん傷んだ仕上がりになっていきやすいです、そして傷み過ぎてこれ以上あてられないということがよくあります。
ショートスタイルは一カ月程度でスタイルがくずれるので、パーマの持ちを重視しても、あてないといけない頻度はそこまで変わらないんです。
優しめの薬剤で適度にあてていると、パーマの持ちはそこまでよくないかもしれませんが、ダメージが少なく、定期的に重ねてあてても大丈夫になりやすいので、こっちのほうがキレイな髪のままパーマを楽しめるんです、そしてほどよく落ちると、いい感じになじみます。
しっかりあててると、あたってないところとの境目がはっきりして、まとまりにくくなるんです。
パーマがしっかり残ってるけど髪が傷んでであてられなくなってまとまりにくいのと、パーマは少し落ちやすいけど、定期的にあてられて傷みが少なくて、残ったパーマもなじみやすい。
メリットが多いのはどちらかあきらかですよね。
パーマの持ちを一番に考えがちですが、一度優しいパーマになれると、きっとパーマが好きになりますよ!