最近はたくさんのカラー剤が市販で売られていますね。
泡で染められるとか、白髪がキラキラしないで明るく染まる、海藻の成分で傷めず染まるなどなど。
僕は自宅でのカラーをしてはいけないとは言いません。
だって時間がないときとか、どしても生え際の白髪が気になってとか、今月はお金が…など、事情もありますし、うまく使えば、お得で便利です。
でも、僕が今まで見てきたお客様で市販のカラー剤を使いこなしている人は10人に1人いるかどうかくらいです。
残る9人の人は、なかなか大変なことになっています。
市販のカラーのメリットは
- いつでも染められる
- 安く済む
- ニオイが少ない
- トリートメントが付いていることもある
だいたいこんな感じですかね。
一番はやっぱり安く済むことではないでしょうか。
家の中にニオイが残ったり不快感がでにくくするためにニオイを優しくしてあります。
そしてデメリットは
- 家や服が汚れないようにする準備が大変
- 髪が傷む
- 染まりムラができる
- 今後美容室で染めたいときに色がきれいに入らない
- 使ったカラーの種類によっては美容室で断られる
まず一多いのが髪のダメージですね、白髪が気になって10日に一回くらいのペースで染められている人も多く、かなりの傷みがでてます。
市販のカラーで、売る側は一番しなければいけないのはだれでもしっかり染まるということです。
なので、しっかり染まるため薬剤のパワーが強くなっています。
髪を暗くしたり色味を変えるだけなら、パワーはほとんど必要ないのですが、それでもフルパワーで染めるので確実に傷んでいきます。
よくトリートメントが付いている理由はわかりますか?
その傷みをごまかすためです。
一次的に手触りをよくしますが、おまけ程度のトリートメントに髪を補修できるほどの成分がそんなに入っているわけもなく、シリコンなどのコーティング剤でカバーしているものがほとんどでしょう。
カラーは、染めるたびに髪の内部に色素が入ります。
色が抜けてはきますが、完全に落ちずに残るので、美容室に行って前と同じオーダーをしても、残っている色素によっってはならないですし、できないので断られるケースもよくあります。
家で染めて暗くなった髪を明るくしたいとのオーダーはよくありますが、かなりの確率で無理なことが多く、やるにしてもブリーチが必要で、きれいに染まる保証はない&髪がかなり傷むのダブルパンチです。
特に黒染めだけは、一度染めるとロングの方は2年以上はきれいに明るくできない覚悟で染めましょう。
市販や通販で、光に当たることによって染まるカラー、あと最近では海藻成分のトリートメントでお風呂で手をよごさず染められるカラー
などの商品がありますが、普段美容室でも染められる人は、絶対に使用しないことを強く推薦します。
当店ではお断りしております。
なぜなら、一度使用したあとに美容室、もしくは一般の市販のカラー剤で染めると、紙が緑色に変色してしまいます。
しかも取れません、かなりの緑が残ってしまいます。
説明書にかなり小さい字で注意書きしてあると思います。
市販カラーは、デメリットがかなりありますので、できるのであれば美容室でされるのをおススメします。
そして、それでも事情もあって市販で染められる方は、しっかりデメリットを理解し、覚悟を持ってして頂きたいと思います。
ちなみに僕は自分で染めているお客様で、色が合ってなかったり、ムラがあるときは自宅で染めるときのきれいに染まるアドバイスもさせて頂いていますので、いつでも聞いてください!